[挿話]大日向マルシェはじまりの話
- somarushouhei
- 2 時間前
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大日向マルシェ冬の文化祭2024で上演された人形劇
「大日向マルシェはじまりの話」。
あの物語はいま、どんなふうに心に残っているのでしょうか。
今回は、梨本あぶらやの鈴木朝子さんに、制作の裏話や当時の思いをインタビューしました。
「人形劇をやろうと思ったきっかけは?」
大日向に新しい出店者が増えてきたタイミングだったので、福島の原発事故をきっかけにどんな風に、どんな想いで始まったのか、伝えたかった。大切にしたいことを共有できたら、と。
人が役者になる劇だと練習時間もとれないし、下手だと笑いに落ちちゃうし、それで紙人形にしました。



「脚本も人形も全部手作りでしたが、実際にやってみていかがでしたか?
苦労した点や今だから言える話なども(笑)教えてください 」
登場人物である大日向メンバーへのインタビューも面白かったし、人形を作るのが本当に楽しかったです。工作なんて普段しないことに夢中になれました。「山口さん人形」に口髭描いたんですが、「もう随分前から剃ってるんだけど」ってご本人からクレームが入りましたね。「ごめーん、全然気づかなかった」で終わりましたけど。ただ、あの時はよし!って書き上げたはずの台本は、今になって読み返すと急ごしらえであるだけに粗が目立ち直したいところがいっぱいあります。


「一緒に演じたメンバーとの思い出やエピソードがあれば教えてください」
ストーリーテラーになってくれた目面さん(よつ葉生協)は芝居経験者なので彼女あっての企画でした。
「やりましょうよ」って声かけたら「やだよ!絶対やらない!」って即断られたんですが、次会ったときは「で、どうすんの?」ってぶっきらぼうにザクザク予定を考えてくれて、台本を書き上げてくれたし、書きながらどんどんアイデアが湧き出して、脚色をつけて物語に立体感を出してくれました。
目面さんのおうちであれこれ作戦をねったり、終わったあとは後日、人形劇チームだけで打ち上げお昼ごはん会もしました。これまた料理がうまいんだ!
小山ヒロコさん役を演じたチアフルハートの美佳さんは、断られるなって思いながら声をかけました。そうしたらニコリともせず「いいよ。私高校の頃に英語劇やってたし」って。こっちはうきゃーって興奮して、知らない美佳さんを垣間見たようで上がりましたね。美佳さんがいてくれるとピリッとするんですよね、
アワーズダイニングの淳子さん役を演じた、西郷ゆば工房のりえちゃんはいつも色んなことにチャレンジするし、周りをサポートする役も積極的に買って出る人なので、きっと受けてくれるぞ、と踏んで声をかけました。
「でも、でも、出来るかなぁ‥う〜ん、およよぉ」ってふにゃっとした答えで、「大丈夫大丈夫、出来る出来る!」で押し切りました。
アジア学院の裕美ちゃん役を演じたのは、同じくアジア学院の日本人学生のんちゃんで、こちらは裕美ちゃんの方から
「のんちゃんも使ってやって欲しい。揉まれ足りないからどんどんほぐしてやって」と声をかけられ、誘うことにしました。本人は「ええ〜」って逃げようとしましたがとっつかまえました。
のんちゃんは徳島県出身で、文化祭の中でも阿波おどりを披露したり、若さゆえ、あの短い期間でぐんぐんと成長を見せたりしてくれて密かに刺激されましたよ。
生き物ネットの飯沼さん役を演じた、百笑屋のまこっちゃん。無理かな?どうかな?と声をかけたら、いつものぽや〜んとした笑顔で「へぇ〜いいよ」と快諾してくれました。台本読みながら「へぇ〜そうだったんだぁ」とか丁寧に世界をひろってくれて、辞書引いたりネットで調べたりして書いた裏の時間までが見てくれているようで報われた気がしました。
ちっちゃなおやまの農場の山口さん役を演じたのは、今ははちみつ屋ウーサスの三宅さんで、当時はアジア学院のボランティアスタッフだった三宅さん。こちらもダメ元でお声がけしたら、即「うんいいよ」と迷うことなく受けてくれました。
しかもあの本番2月3日は三宅さんのお誕生日でもあり、文化祭の後のおつかれさま会ではみんなでハッピバースデー歌いましたね。それでかな?今じゃすっかり大日向人!



「見てくれた人の反応は?その後、何か変化はありましたか?」
舞台は生ものなので、あの日のたった1回の公演をすごく見たかったんですが、次の準備係になっていて見られなかったのが本当に残念。
反応、、あったかなぁ?家帰ったら見てくれた連れ合いが、「山口さん役の声が本人よりかっこよすぎない?」って
はぁ?って感想を言ったたことくらいしか思い出せませんが。
変化も別にないかもー。そこまで考えず突発的な勢いでやったので、今日まで反省もせずに来てしまいましたね。

「劇を通して感じた、大日向マルシェの魅力は?」
大日向マルシェは物を売り買いするだけの場所ではなく、出店者とお客さんが共に立ち止まったり、考えたりする場でもあります。さらに人形劇を含めあのときの「文化祭」を通して更に「創造」する場にもなれた。それが何より嬉しかったです。
生業や仕事だけじゃ人は生きていけません。演じたり歌ったり踊ったり作ったり、誰でも、私のようなど素人でも発信源になれる、その懐の深さも大日向の魅力です。みんなももっと後に続いて欲しいんですけど。
みんな奥ゆかしいのか、私が図々しいだけなのか。「朝子がまた何か始めた‥」ってささやかれつつ、またやりますけどね。そのうち。




「これからも伝えていきたい事、メッセージなどがあれば」
そう。本当に伝えたいことは伝わらなかったんだと思います。
それでもっと深く丁寧にやりたい、やらないとって気持ちが、このインタビュー企画につながったんでした!
大日向に関わってくださるみなさん、何だか気になる触れたくなる掘り起こしたくなる人だらけなんですよ。
なのでしばらくはインタビューで大日向の魅力を発信していけたらと思っています。
一緒に作ってくれている翔平くんと真知子さんが付き合ってくれる限りですけどね。
大日向マルシェはじまりの話の台本















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